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「失敗したぜ」
 暴力坂乱暴はあずきのアイスバーを咥えながら、十数枚にわたるレポートを机の上に放り投げる。机の上を滑ったレポートは、部下がまとめた先日のヒノマル陸軍の報告書だ。
「聞いている。『予想外の覚者組織』の横やりが入ったみたいだな」
 そのレポートを受け取るのは七星剣首魁、八神勇雄だ。報告書を流し読みする八神。書かれている内容は、ヒノマル陸軍の活動や交戦記録。そして受けた被害などである。
「大山鳴動してネズミ一匹……というわけじゃなさそうだな」
「あれがネズミなら、それを狩るのはトラか何かだろ」
 アイスバーを齧りながら暴力坂は先の戦いを反芻する。やれ命知らずだの、やれ団結が強すぎるだの。悪態こそついているが、それは逆に言えば敵を認めている証左でもある。
「不意打ちの形とはいえ、ヒノマル陸軍を押し返したか。どうやら本腰をあげる必要があるな」
「ああ、すぐに再編成を終わらせて攻めるつもりだ。まず――」
「まぁ待て、兄弟。お前達の番(戦争)は一回休みだ」
 攻め気満々の暴力坂を制する八神。出鼻をくじかれ、眉を顰めるが逆らうつもりはないようだ。
「すでに逢魔ヶ時の奴が動いている。まぁ茶でも飲んでゆっくりしていてくれ」
「ちっ。まあお手並み拝見だな。連中相手にどう対処するか」
 八神の命令に不承不承納得する暴力坂。
 だが未だに暴力坂は知らない。
 ヒノマル陸軍の行動よりも早く、逢魔ヶ時紫雨は動いていることを。

 そして今なお、その動きは止まっていないことを。