クリスマスSS 2016

 

 クリスマスの夜、『黒い太陽』切裂・ジャック(CL2001403)と『泪月』椿・那由多(CL2001442)は2人で家にいた。日中は色んな所を回ったが、やはり家が一番だ。
 どちらもクリスマスらしくサンタ姿で小さなパーティー。
 その中で、ふとジャックが頭を下げる。
「今年は那由多と出会えてよかったよ」
「うちも、たくさん遊んで貰えて楽しゅうございました。ちょ、ちょっと……っ!」
 那由多が変な声を上げる。
 頭を下げ返そうとした時、ジャックが近寄ってナチュラルに抱き付いたのだ。
「女に触るのがどうしても苦手やけど、なんでかお前なら、触れるな、不思議やなっ」
 妙にうれしそうな声を出すジャック。息を吸うように嘘を吐く時もあるが、同時に考えていることが分かりやすい男でもある。
 いつの間にか、那由多はその腕の中にしっかり抱きかかえられていた。
 那由多にとって人の幸せは自分の幸せだ。幸せそうなジャックの姿も、触ることが出来ると楽し気に言ってくれることも嬉しい。だけど、年頃の乙女として許せないこともある。
「触れるからって、変なとこ、お触り禁止やからねっ!」
 膝の上で悲鳴を上げる那由多。
 そんな中、ふと目が合ってジャックも那由多も動きが止まってしまう。
 こうして、道化と巫女のクリスマスは更けていく。

●発注キャラクター●
切裂 ジャック
椿 那由多

担当ST:KSK
イラスト:nori