クリスマスSS 2016

 

 しんしんと降る雪が寝室を冷やす。
「サンタさん来るかなっ」
 水色のパジャマ姿の月歌 浅葱(CL2000915)は、枕元に大きな靴下2束を置きながらベッドに潜り込んだ。
「良い子にして信じていれば来ます! サンタさんは子供の夢とプレゼントをくれますよ!」
 赤いパジャマ姿の水端 時雨(CL2000345)が微笑みながら浅葱をぎゅっと抱き締めた。
「ふふふ、冷えますねっもっとギューってしてきてもいいですよっ」
 と、猫の様にスリスリと浅葱は頬擦りをする。
(ペロペロしたい……可愛いっ!)
 当の時雨は心の中で叫び、したい衝動をぐっと耐えながらその様子を眺めた。
 人懐っこい子猫の様に浅葱は甘え、その可愛さを(可愛いよー可愛いよー……ペロペロしたいよー)と何度も心の中で思う時雨。
 端から見れば仲の良い姉妹か友達だ。
 片方は子羊で、もう片方は羊の毛皮を被った犬なのは時雨の心の声を知っている人だけ。
「プレゼント、楽しみっ♪」
 浅葱が置いた大きな靴下に時雨は視線を向け、薄暗いベッドの上で2人は互いに微笑み合いながらゆっくりと瞼を閉じた。
(この時間がながーく、続いて欲しい)
 そう思いながら2人は、楽しい夢へと誘われた。
 窓の外からシャンシャンと鈴の鳴る音が響いた。

●発注キャラクター●
月歌 浅葱
水端 時雨

担当ST:紅玉
イラスト:nori