マニュアル-ワールドガイド-


●ワールドデータ●

■舞台設定■
仮想の現代日本。2015年。国中に広がる電波障害により様々な影響を受けています。
現代日本に酷似していますが年号が昭倭である点など歴史的にも相違点も存在します。
不可思議な力を得た覚者の存在確認後、長きに渡る全国で起こる妖による被害や隔者の暴動により国自体が疲弊している情況です。

〓現実世界との大きな違い〓
・力を得た覚者や妖が存在する。
・日本国中に広がる原因不明の電波障害によりノイズや電波損傷が起こり、無線精度が非常に低い。(2016年12月解決)
 携帯電話などは日常での使用などは可能(ノイズやデータ遅延などが非常に大きいため相当な忍耐力が必要)ではありますが精度やスピードが求められる依頼においての連絡や情報取得の手段としては役に立ちません。
 2016年12月。電波障害解消の命を受けたFiVEは電波障害の原因を特定。障害の原因である雷獣結界を解く事に成功し、日本から電波障害は消滅する事となった。しかしその後の研究により覚者覚醒時(戦闘中等)は電波装置はうまく扱えない事が判明。覚醒時には自身から微量の妨害電波のようなものを発してるらしいという。詳しい研究は現在も行われている。そしてこの電波障害の解消により大きくアドバンテージを得たのが一般人である憤怒者組織である。これまでは組織化しているといえども個々の連絡手段が限られていたため、動員数や大量の武器の威力に頼るところが大きかったが、無線通信が可能となった事でよりち密な数を活かした戦略的行動が可能となった。
→プロローグ

力を得ることを『発現(はつげん)』って言うんだよ!
特別な力を持った人は25年前に第一号者発見後、徐々に増えちゃったんだって。
■諸外国の動き■
日本での不可思議な現象は認識しているものの、その影響は日本国内のみという事もあり大きく干渉してくる存在は現在のところありません。個人単位ではその特異な存在を研究している個人や団体は存在するようです。

海外に行くとなぜだかわかんないけど『発現』した因子の特徴も元に戻って覚醒できなくなっちゃうんだって。日本の何かに秘密があるのかな?
発現した人はパスポートの書類が増えて大変だね。
■F.i.V.E.(ファイヴ)■
覚者(PC)が所属するF.i.V.E.は五燐大学が擁する考古学研究所の内部にあります。
F.i.V.E.の主な活動は『人に害為す存在への対応』『探索』『覚者の捜索、確保』『能力開発』等。中でも夢見が予知した事件に対し、それを未然に防ぐという任務は覚者にしかできない重要な任務です。
まだ組織としての力の弱い現時点ではF.i.V.E.に及ぶ危険の未然回避の観念により組織の存在自体を一般には秘しています。対抗しうる力を持つ前に所在や理念が不用意に広がれば隔者や憤怒者等の的になりかねない為です。

2015年12月24日。これまでの活動や情況を鑑み、秘匿組織としての利点の減少により存在を公とした活動を開始。

所属する覚者は老若男女様々です。仕事を持ち自立している者もいれば、就学中の未成年もいます。
そのためF.i.V.E.は所属する覚者へ協力の見返りとしてある程度の衣食住サポートを行っています。

『F.i.V.E.』は略して『FiVE』と書くこともあるよ! 『ぶ』じゃなくて『う゛』だからねっ
あれ?そもそもFiVEって何の略だっけ?
■五麟学園付近MAP■
■五麟市■
F.i.V.E.の活動拠点となる五麟学園を擁する仮想都市。現実世界での京都府南部付近。
■私立五麟学園■
創立は1915年。今年で創立100年を迎える歴史ある学園。元々は大学部のみだったが30年程前より一貫性教育の方針を打ち出し、小中高を併設しました。 大学部の多くは創立より使用されている歴史ある校舎を残しつつ内部設備を刷新して使用しており、小中高は新設された校舎を使用しているため新旧校舎が両立しています。F.i.V.E.本部がある考古学研究所は学園内の大学部敷地内にあります。
F.i.V.E.に所属する事になった就学年齢の覚者は五麟大学及び附属小中高校への編入が一般的です。
『人として正しい選択をする』を基本方針とし、学内では覚者が研究以外の目的で力を行使する事を固く禁止しているため、学園内では覚者と一般人の軋轢は薄く大きな問題も起こっていません。
小中高大学での交流も活発で、文化祭や体育祭などは共同で行われる事もあり、クラブ活動なども活発で複数のクラブで全国大会出場経験があります。
学園長がF.i.V.E.の活動を理解している事もあり、授業と事件が重なったときは『覚者研究の為、欠席している』という名目で出席扱いになります。その際は別途専用の補習授業が用意されています。
■五麟大学考古学研究所■
広大な敷地を持つ私立五麟学園内の五麟大学から少し離れた場所に建てられた施設です。
もともとは大学の研究資料を保管・研究する為の施設でしたが御崎衣緒が所長になってからは覚者についての研究を行うようになり、多くの覚者が集まるようになりました。
基本的に研究所には許可の無い一般人は立ち入り禁止になっており、また付近には防人裕次郎の協力で特殊警備員が配置され情報が守られています。
増加傾向にある組織規模に合わせ、現在も地下に広大なスペースの拡張が行われています。
地上階には事件相談を行う『ラウンジ』や覚者登録を行う『受付』、『アトリエ』などがあります。また覚者が談話できる部屋も多数解放されており、地下には様々な神具等を取り扱う『武具庫』や神具強化などが行える『ラボ』等の設備も構築が進められています。
■妖(あやかし)の動向■
25年前より突如として全国に現れ始めました。
当初昼夜構わず襲撃や破壊を繰り返していましたが、現在はAAAや他覚者の活躍により昼間の出現や被害は抑えられています。が、依然として夜の活動率は高く、人々は今も不安な夜を過ごしています。

当初は徒党を組む事の少なかった妖ですが、昨今一部組織化の動きが見受けられます。
また妖にはお互いを引き付ける習性があり、多く目撃される場所には更に集まる傾向にあります。

妖の目的(本能的なもの)は人間を根絶し、日本を妖が支配する世界にする事です。
■隔者(リジェクター)の動向■
隔者組織「七星剣」を率いる八神 勇雄(やがみ・いさお)は力を得た事によりその野望を大きく広げます。
力による支配を行うべく闇で組織的に犯罪や事件を行っており、組織には同調する者たちだけでなく力や謀略でねじ伏せ従わせた覚者も多く含まれているといわれています。
但し現時点では表立って国家や他覚者と全面対決になるようなあからさまな非道行為や暴挙は行っておらず、水面下で着々とその時に向けて準備を進めている状況です。
F.i.V.E.にとっては明確な敵であるため対峙する場面も少なからず出てくるでしょう。
他にも全国各地に隔者や隔者集団は存在し、己が理念の下にそれぞれが行動しています。

また隔者には「力を悪用する者」と「主義主張の違う者」の2タイプが存在します。
どちらの場合も今は敵対していても真摯に向き合い説得を試みればF.i.V.E.の理念を理解し、賛同する者も出てくるかもしれません。
■憤怒者(アウトレイジ)の動向■
最初はたった一人の勇気有る行動でした。
得た力を己が欲望のままに使い傍若無人の振る舞いを繰り返す隔者に対して抗議を行ったその一人の若者は一方的な暴力をその身に受け命を落としました。
その遺族である軍関係者が復讐を誓い立ち上げた団体、それが「XI(イレブン)」です。すでに全国で確認されていた覚者(主に隔者)へ強い憎しみや恨み、畏怖を抱く人々に支持される形で組織化が進み、ついには覚者にも対抗しうる勢力にまでの成長を見せました。
しかし昨今は組織の肥大化により元々は隔者に対してのみ向いていた排除の動きが覚者全体に向き始めており、組織内でも意見が対立している情況です。
■特異点■
日本国内には強い力を発している場所が存在します。
古墳や寺社、遺跡、洞窟、古くから伝えられた聖域などいわゆるパワースポットと呼ばれる場所です。
組織の大きな目的である神秘を解明する上では避けて通れない場所であり、特異点の調査もF.i.V.E.の重要な任務の一つです。そこで何が起こるのか、何を得るのかは調査してみなければわかりません。
中にはそこを護るように強力な妖や古妖等が住み着いている場所もあると言われており、調査といえども決して油断は禁物です。
五麟大学考古学研究所が建つ場所周辺も古くは特異点と呼ばれる場所でした。
■覚醒■
因子により力に目覚めた覚者が戦闘時などに更に因子変化を起こす現象。
一説には因子自体は個々の中に眠っていた力の解放であり、外部からの影響を受けたわけでは無いとされている。研究自体は現在も続けられており、更なる覚醒メカニズムの解明が望まれています。

『覚醒』と『発現』は違うんだよ。因子の影響を受けて力を得た事を『発現』、発現した人(覚者)が更なる力を解放することを『覚醒』っていうんだよ!
■源素(げんそ)■
因子により力を得た覚者が使える力の総称。
現在は研究が進みその属性毎に区別され「五行術式」と呼ばれている。
覚者の属性は多くの場合「草薙式判別法」を用いて判別が行われている。

・草薙式判別法
特殊な材料を配合をしたインクを使用し、半紙に「木」「火」「土」「天」「水」の文字を書きそれに触れてゆく方法。己が属性と同じ文字に触れた際、その文字は消失する。なお夢見も形式上この判別方法で属性を判断するが技能などは使用できるものの実質的な攻撃力は一般人並である。
この判別方法は詳細なメカニズムは解明されていない部分が多いものの準備が比較的容易である事と高い的中率で現在の主たる識別方法となっている。
■妖討伐抗争■
■第一次妖討伐抗争
1990年(昭倭65年)3月13日から12月18日。発足して間もないのAAAと全国に跋扈する妖との戦い。現在の人間と妖の領域を決定する戦いでもあった。
この呼称自体は一般的に言われるもので、AAAの作戦名は『逢魔時確保作戦』。

・背景
1988年(昭倭63年)に初の妖『三つ目犬』が発見されて後、全国で数多くの妖が認められるようになった。獰猛で力のある妖は治安を大きく脅かし、数多くの犠牲者が生まれた。そのため人は夜に怯え、昼は物陰に恐怖する日々が続いていた。
そんな状況を打破すべく、政府は同年にAAA(Anti-Ayakasi-Association)を組織。準備不足から来る妖との戦闘力の差もあるが、この段階では妖討伐には十分な効果は発揮しなかった。
しかし1989年(昭倭64年)に『因子』に目覚めた人が確認された頃にはAAAの妖討伐率は上昇し、AAAへの期待が高まり始める。
それに推されるように、AAAは全国の主要な妖を討伐すべく大規模な作戦を決行した。

・経過
作戦は全国のAAAの八支部(旭川支部、仙台支部、千葉支部、新潟支部、京都支部、岡山支部、松山支部、福岡支部)を中心として、各地域の妖を駆逐する作戦である。
戦略上の目的を『妖による事件発生率を2%以下に下げる』事とし、既に発生している妖の駆除と、妖事件発生時の対処マニュアルを作成するという形で行われた。
当時まだ覚者の数も少なく討伐部隊内の『因子』持ちは一割を切っていた。唯一の例外が京都地区であり、AAA発足時から覚者の専属部隊を持ち、一説には『儚』の因子を持つ者を擁していたとされる。
討伐作戦開始から一ヶ月近くは全国の妖駆除が主な活動だった。だが旭川支部は天候を操る自然系妖の討伐に難儀し、討伐に三ヶ月の期間を必要とした。
当初妖はこれを一時的な抵抗と見たのか、目立った反撃は見受けられなかった。仲間と連携する事を知らない彼らにとって、全国での一斉蜂起を理解することは難しかったのかもしれない。
隣の町でAAAが妖を駆逐する様子を、対岸の火事と認識して特に対策をとらなかった妖が多かったようだ。
だが、その状況は『血の梅雨』と呼ばれる6月27日に一変する事となる。

6月27日、今まで単独で活動していた妖が、徒党を組んで人間に襲い掛かる事件が全国で確認された。妖の行動を侮っていたAAAはこれにより大きな打撃を受け、対処マニュアルも抜本的な修正を余儀なくされる。
その後8月15日に『妖遭遇時の対処マニュアル』(その内容は主に妖との遭遇時に生存確率をあげる事を目的とした行動例)の改編版が完成し、これらを各教育機関や職版配布し徹底することで、事件発生率は再び減少していく事となった。

12月18日。前月までの妖事件発生率が1.98%になった事を受けて、作戦終了を宣言。これはAAAが戦略上の目的を達した事もあるが、実際はAAAの経戦能力の限界であった事が大きいとされる。
AAAに関係する被害者及び殉職者の数は去年の4倍強となり、AAA内からだけではなく外部からも中止の声があがっていた。

・抗争の影響
妖発生による死亡事件が減り、人は以前の生活を取り戻す事になる。だが依然として妖の事件は尽きる事は無く、この時点では完全に生活を取り戻したとは言いがたい状態であった。

■第二次妖討伐抗争
1997年(昭倭72年)7月20日から8月31日。AAAと大妖《紅蜘蛛・継美》との抗争。
抗争期間はあくまで継美討伐との直接抗争期間であり、継美との戦いは1996年から行われていた。

・背景
1996年(昭倭71年)4月、和歌山を中心に複数の行方不明事件が発生。当初は小規模な捜査陣営であったが、事件に対し捜査に当たった捜査員までもが行方不明となった事を受けて本格調査が開始される。
調査はAAAの内部混乱(継美の能力によるものと思われる。後述)により遅々として進まず、継美の居場所特定と討伐部隊発足までに実に一年の時間を要したという。

・大妖《紅蜘蛛・継美》
社会の闇に巣を張り、人を喰らう女郎蜘蛛。変身能力と妖をも凌駕する戦闘力を持ち、時に隣人に化けて人を喰らい、時に蜘蛛の姿をとり人を襲う。また、女性の姿で社会的地位の高い人間を色香で惑わしその地位を利用するなど人間社会に溶け込みながら人を食べていた。
その社会的地位を用いてAAAの調査を妨害し、また多くの覚者を誑かして自らの手駒としていた。
現在においても継美の信望者は広く存在するといわれている。

・経過
1996年4月の行方不明者多発により、AAAは妖討伐チームを結成。しかしそのすべてが連絡を絶つ事になる。それによりAAAは特別警戒網を敷き、関西支部総出で調査に入った。だが奈良支部の反応は薄く、これにより初動が遅れた。
この間に継美は四国地方に狩場を移し、四国での行方不明事件が多発。完全に後手に回ったAAAだが、継美が作った物と思われる『巣』を発見する。これにより蜘蛛型の妖である事を初めて認識する。
継美の行動は巧みで、AAAの捜査の目を縫うように動き、時に社会的な圧力をかけて動きを封じる。洗脳した使い捨ての人間を盾にして逃げる事もあれば、圧倒的な力でAAAを蹂躙する事もあった。

状況を打破したのは一人の捜査官の執念だった。入念な調査により継美の現在地を調査し、7月20日近くにある継美の『巣』を破壊。休む間もなく7月30日に下水道を含んだ各地域に包囲網を敷いて、継美の退路を塞ぐ。
一度は準備不足もあり逃亡されるが、そのとき穿った『楔』を追跡する事により継美の逃亡先を特定。8月30日に戦力補充が十分とはいえない状態のまま、再戦を挑む。
総勢二百名を超えるAAAと継美率いる蜘蛛の妖と信望者との戦い。それは辛くもAAAが勝利を収める。継美の毒によりこのとき活躍した多くのAAA隊員は引退もしくは殉職し、討伐チームは大打撃を受け、解散する事となった。

・抗争の影響
人間が大妖を討った事は妖たちに大きな影響を与えた。これによりある程度知性の高い妖は闇に潜り、人間の動向を探るようになる。結果としてこの抗争後から第三次妖討伐戦の後まで妖の表立った事件は大幅に減少する事となる。

■第三次妖討伐抗争
2013年(昭倭88年)2月26日から7月6日。大妖の一角である『新月の咆哮』ヨルナキとその一派を討とうと大規模な人数を投入した戦い。AAAはこれに大敗を喫し、大きくその戦力を衰退する事になる。

・背景
第二次妖抗争において継美を滅したAAAは、地盤を固めるべく隊員増強と発言権の強化に努める。これは先の討伐において継美に捜査かく乱を受けた事からの行動であった。
強化増強を急いだ結果AAAは、その理念の統一が追いつかず派閥を産む事になる。治安維持を目的とした『竹下派』と、妖討伐に趣をおく『太田派』、そして静観を決め込む『後藤派』。それぞれが対立する中、大妖ヨルナキの『巣』が発見される。
そして足並みそろわぬまま、AAAはヨルナキと挑む事になる。

・『新月の咆哮』ヨルナキ
新月に聞こえる獣の咆哮。それと共に現れる生物系妖の王と称されています。
その姿は100メートル近くある巨大な白狼で、新月の夜に『狩り』と称して何かを喰らいに出る。
喰らう対象は別の妖であり、古妖であり、あるいは人間でもあります。活動時期は新月の夜のみでそれ以外は『巣』で伏せているといわれています。ですが一度『狩り』に出れば町一つレベルの生命を喰らうことが分かっています。

・経過
第二次妖討伐抗争後、AAAは戦力増強に努める。三年計画ともいえる計画によりAAAは人員的・社会的に強化されます。
竹下特等捜査官はAAAの人員教育を担当し、太田特等捜査官は妖討伐の装備強化や開発を担当し、後藤特等捜査官はロビー活動などを通じて政界へのコネクション強化に努めました。
三種三様の強化策は功をなし、AAAの地位は誰もが疑うものがないほどに高まった結果、未だ存在する大妖の一、ヨルナキ討伐へと世論は傾く。しかしこの世論を受けてAAAは大きく揺らぐ事になる。
竹下特等捜査官は大妖の戦闘力を理由に難色を示し、太田特等捜査官は大妖を討つ事に賛成し、後藤特等捜査官は中立を保つ。これによりAAAは『竹下派』『太田派』『後藤派』の三つの派閥に分かれる事になった。
結果として太田派が他を押し切る形で、ヨルナキ討伐部隊は結成される。竹下派は不承不承賛成し、後藤派は積極的に戦闘に加わらず、後方支援に徹する形で戦いに参加する事になった。

第三次妖討伐抗争は4度の戦いからなる。2月26日の『富良野防衛戦』。3月14日の『第一次ヨルナキの巣襲撃戦』。5月25日の『小樽戦線』。そして7月6日の『第二次ヨルナキの巣襲撃戦』である。
『富良野防衛戦』は、富良野に現れたヨルナキから町を守り、撃退させる戦いであった。このとき動員したAAA隊員は太田派が多くを占め、他派閥は三割程度であった。これは功を欲した太田派がヨルナキ襲撃の情報を渡さなかった事が原因であると言われている。
『第一次ヨルナキの巣襲撃戦』は先の戦いで逃亡したヨルナキを追い、その巣を襲撃する作戦である。しかし事前に襲撃を察知され、幾分かのダメージを与えたものの襲撃は失敗に終わった。
『小樽戦線』は、小樽に現れたヨルナキから町を護る戦いである。これは事前準備が間に合わず、ヨルナキ襲撃後に対応した形となった。町を警護していた竹下派のAAA隊員が主立って対応し、一昼夜かけて応援に駆けつけた援軍も時すでに遅く満足いく結果は得られなかった。
『第二次ヨルナキの巣集激戦』は、先の戦いの反省を生かして入念な準備と装備を投入して戦いに挑んだ。とはいえ竹下派のダメージは大きく、また後藤派はあくまでバックアップに徹する形をとっていたため、AAA総戦力とは言いがたい形である。だがこれは、先の三度の戦いでヨルナキが疲弊している事と、相手の十分な情報が分かっているからこその判断である。
だが結果としてこの戦いで大敗を喫し、AAAは撤退する事となる。『龍』の如き姿をした妖が率いる軍団がAAAの背後を突くように現れ、一気に蹂躙していったと報告されているが詳細は不明。
この時AAAの討伐部隊は千名を超えていた。この報告を受けいかに大妖を前にしていたとはいえ、それだけの戦力を一気に蹂躙するほどの妖の軍団などありあえないという意見もあったがAAAは詳細な発表を避け『不意打ちを喰らって瓦解した』とのみコメントしている。

・抗争の影響
AAA大敗により、妖や隔者に対する防衛力を大きく損なう結果となる。AAA内部では大敗後も派閥争いも続いており、組織の維持だけで手一杯となっている。
また、AAAの影響力により抑えられていた隔者組織が台頭し、各地域で隔者による事件も増加。それに対抗する為に武器を持つものも増え、結果妖による事件と人間による事件が今日までに渡り増加していくこととなる。

●PCデータ●

■覚者(トゥルーサー)■
因子の力を得た存在。守護使役を連れ、五行術式を操る。
力を得たことにより肉体的にも精神的にも一般人に比べると強化されている。
妖や隔者に対してはAAA等の組織として活動しているものや個別で対処しているものなど様々。
プレイヤーキャラクターは「F.i.V.E.」に所属する覚者の一人。

メディアや一般人の間では「覚者」「隔者」「破綻者」を全部ひっくるめて「能力者」って言ってるみたいだね。一般の人からすると特別な力を持った人は全部同じに見えちゃうみたい。

■暦(かよみ)の因子:前世持ち(ぜんせもち)

過去の猛者や英霊などの力により発現した因子です。
漠然と前世の存在は自覚していますが、覚醒以外の影響(記憶、知識、技等)は一切ありません。
日常は一般人と変わりませんが覚醒時(戦闘等)は髪と目の色が変化します。

※覚醒時、髪と目以外の変色はありません。髪の長さ変化はありません。
※前世は○○だったという設定は所謂「自称」ロールとなります。

一定条件を満たすと……
初期スキル:【錬覇法】【超視力】┃初期値:心(5)技(5)体(5)氣(5)
→イメージシーン
※ビジュアル的特長はアトリエマニュアルも合わせてご覧下さい。

■彩(いろどり)の因子:精霊顕現(せいれいけんげん)

精霊の力をその身体に宿した因子。その力により肉体を強化し、主に接近戦を得意とします。
体の一部に『彩の因子』を示す刺青の様な紋様があり、通常時は普通の刺青と変わりありませんが戦闘時はその力が開放され光り輝きます。

※因子を示す紋様の形や大きさは固定デザインとなります。(アトリエマニュアルにて御確認下さい)

一定条件を満たすと……
初期スキル:【五識の彩】【迷彩】┃初期値:心(3)技(6)体(7)氣(4)
→イメージシーン
※ビジュアル的特長はアトリエマニュアルも合わせてご覧下さい。

■獣(けだもの)の因子:獣憑(けものつき)

獣の力をその身体に宿した因子です。動物の有する野生の本能を得る事で驚異的な反応速度や治癒力を持っています。 日常でも身体の一部が獣化しており、覚醒時(戦闘等)には更に獣化部分が増加し戦闘スタイルへと変化します。

現時点では(子/丑/寅/卯/辰/巳/午/未/申/酉/戌/亥/猫/狐)が確認されています。
※辰はトカゲのことを指します。
※【狐】についてはストーリー展開により追加された動物種別となるため2015年9月28日以降に発現したという設定となります。ご注意下さい。

一定条件を満たすと……
初期スキル:【猛の一撃】【以心】┃初期値:心(3)技(7)体(4)氣(6)
→イメージシーン
※ビジュアル的特長はアトリエマニュアルも合わせてご覧下さい。

■翼(はばたき)の因子:翼人(つばさびと)

背中に一対の鳥の羽を有した因子です。高い特殊攻撃能力を備え、その容姿より天使の因子と呼ぶ人々もいます。
日常時は小さく目立たない羽も覚醒時(戦闘等)はその羽を強化し自由に飛行する事ができます。

一定条件を満たすと……
初期スキル:【エアブリット】【飛行】 ┃初期値:心(7)技(5)体(3)氣(5)
→イメージシーン
※ビジュアル的特長はアトリエマニュアルも合わせてご覧下さい。

■械(からくり)の因子:付喪 (つくも)

因子の発現により身体の一部が器物(動力の無いもの)と融合しています。常人超える体力と物理耐性を持っています。
日常時は変異部位は球体間接の人形のようなフォルムをしており、覚醒時(戦闘等)ではその部位を本来の器物へと変化させます。

※変異部位を武器にする事は可能ですが、戦闘時に使用できるのは装備している実際の武器のみです。

一定条件を満たすと……
初期スキル:【機化硬】【危険予知】 ┃初期値:心(4)技(4)体(8)氣(4)
→イメージシーン
※ビジュアル的特長はアトリエマニュアルも合わせてご覧下さい。

■現(うつつ)の因子:変化(へんげ)

自身の時の流れを変化させる力を得た因子です。因子の中でも飛びぬけた特殊攻撃能力を持っています。
日常は一般人と変わりありませんが覚醒時(戦闘時)は自身が能力を一番発揮できる年齢へと身体が変化します。

※覚醒時の変化では現在の身体がベースとなるためその年齢時に戻るものの失った部位を戻す等は出来ません。(髪の毛の増減や傷の有無などは可能)

一定条件を満たすと……
初期スキル:【ブロウオブトゥルース】【声色変化】 ┃初期値:心(8)技(2)体(2)氣(8)
→イメージシーン
※ビジュアル的特長はアトリエマニュアルも合わせてご覧下さい。

■怪(もののけ)の因子:黄泉(よみ)

祖先や過去に古妖と深いつながりを持っていた事により発現する因子。人里はなれた場所で古妖に近しい生活をしていたものが発現する事が多く、その殆どが今まで誰にも知られずひっそりと暮らしていた。日常時は人魂を従え、覚醒時にはその人魂を吸収し、第三の目を開眼します。
第三の目の開眼位置は都度自由ですが、覚醒中は開眼した第三の目の位置を変更する事はできません。また第三の目は目としての機能はきわめて低く、動くものを漠然と感知できる程度です。
※覚醒時の因子スキル【破眼光】は第三の目から正面へ放ちます。人間の目からは放たれません。
※人魂は意思を持たず覚者の周りを浮遊していますが攻撃や明かりなどとしては使用できません。
※第三の目の出現箇所は依頼ごとにリセットするので、覚醒絵によって目の位置が違う事があります。
※第三の目は身体以外の部分に開眼することはありません。目の大きさより細く小さい部位には開眼できません。

一定条件を満たすと……
初期スキル:【破眼光】【同族把握】┃初期値:心(7)技(8)体(3)氣(2)
→初登場シナリオ
※ビジュアル的特長はアトリエマニュアルも合わせてご覧下さい。

■儚(ひとゆめ)の因子:夢見(ゆめみ)

夢という形で未来を見ることが出来る特殊な因子。ただし自身は夢で見た未来を変える事は出来ない(干渉しても違った形で同じ結果となる。)。また戦闘能力は皆無。

【NPC専用】



■守護使役(アテンド)■
守護使役は覚者を一生涯サポートする大切なパートナーです。
種類によって使用できる技能も違うため技能重視で選択するのか、見た目重視なのかはプレイヤー次第。
初期時点での守護使役はまだ幼体であり、パートナーとの絆により守護使役も成長します。
基本的に覚者(力を持った者)にしか見えず、触る事が出来るのは特殊な状況を除きパートナーのみに限られます。また常にそばから離れないため別行動する事も無く、戦闘時などにも守護使役が攻撃される、ダメージを受けるといった事はありません。(一般人にはその存在は通常確認できませんが希に特殊な才能を持った者には漠然とした存在として認識されるようです。)

■竜系


幼体
まだ卵の中に半分隠れている竜型の守護使役。大きさは30センチ程度。

特殊技能『ともしび』
小さな炎のような塊を出し一定時間、目に見える範囲に光を灯す。光の大きさは一般的なランプと同等。炎自体は熱くありません。

■猫系


幼体
丸い身体に煙のような尻尾を持つ猫型の守護使役。大きさは30センチ程度。

特殊技能『しのびあし』
この守護使役をつれているものは一定時間全く足音を立てずに移動することが出来るようになる。

■犬系


幼体
おにぎりのような身体にふさふさの尻尾を 持つ犬型の守護使役。大きさは30センチ程度。

特殊技能『かぎわける』
この守護使役をつれているものは一定時間犬並みのするどい嗅覚を持つ事ができる。

■植物系


幼体
小さな種に小さな葉っぱをのせた植物型の守護使役。大きさは30センチ程度。

特殊技能『すいとる』
 単一対象の一定時間(依頼)内の記憶を忘れさせる事が出来る。ただし意識のある相手には抵抗される可能性があり、また一度使用した相手には24時間経過しないと再度使用できない。

■虫系


幼体
丸いからだに角と針がついている 虫型の守護使役。大きさは30センチ程度。

特殊技能『ぱくぱく』
丸いからだに角と針がついている虫型の守護使役。大きさは30センチ程度。 【ぱくぱく】 守護使役自身と同じ程度の量であればその場に有るどんな固体でも食べて処分する事が出来る。ただし命あるものや形の定まらないものは食べる事が出来ず、使用できるのは1依頼に一度まで。

■鳥系


幼体
丸いからだに翼がはえた鳥型の守護使役。なぜか勾玉を持っている。大きさは30センチ程度。

特殊技能『ていさつ』
この守護使役をつれているものは自身の上空最大10メートルからの 周りの様子を見ることができる。ただし屋内の場合は天井を越えることは出来ない。

■魚系


幼体
丸いからだにヒレと尻尾がついている 魚型の守護使役。大きさは30センチ程度。

特殊技能『せんすい』
この守護使役をつれているものは10分程度息を止めて行動する事が出来る。但し再度使用するには1分以上の休憩が必要。

■不定系


幼体
小さい核にゼリー状の膜で覆われた不定型の守護使役。アメーバのように緩やかに形をかえる。大きさは30センチ程度。

特殊技能『へんけい』
一定時間、簡単な無機物の形状に自身を変化することが出来る。ただし大きさは守護使役自身と同 程度まで、かつ対象に直接触らなればならない。

■浮遊系


幼体
ちいさなお化けのような浮遊系の守護使役。お面は絶対はずれない。大きさは30センチ程度。

特殊技能『ふわふわ』
この守護使役をつれているものは一定時間地面から浮いて移動できる。ただし移動速度は歩くスピード程度。
●守護使役は主人と共に産まれ、主人と共に生涯を終えます。力を得る前も見えないだけでずっとあなたの傍にいます。主人が望むタイミングで姿を現し、姿を消します。守護使役は1人1体です。
●守護使役は基本的に一般人に見える事はありません。
●守護使役は基本的に主人以外が触れることができません。ですが主人が認めた相手は触れる事ができます。
●守護使役は主人から半径3メートル以上離れることはありません。(特殊技能使用時を除く)
●守護使役は『力』を発現した主人のサポートをします。守護使役のサポートにより戦闘時は  本来の力を発揮し、神具を身につけたり術式が使用できたりできます。
●主人以外の為に何かをする事はありません。主人が善人であろうと悪人であろうと主人の為だけに尽くします。
●守護使役は人間の言葉を話す事はできませんが主人と何となく意思疎通ができます。
●守護使役は特殊技能が使えます。(守護使役の種類により異なります。)
●守護使役は一定の条件をクリアする事により自由に成長させる事が可能になります。また成長によって使用できる特殊技能も変化します。(※この情報はプレイヤー情報です)
■五行術式■
因子により力を得た覚者が使うことが出来る能力です。
多くはその名の通りの属性を操る事に長けており、また苦手とする属性を持っているため、研究者の間では自然と古くよりある考え方である「五行思想(本来の五行では「天」ではなく「金」)」に準えて識別されています。また力を得たての覚者が使用する事が出来るものは壱式と呼ばれています。
※基本的に妖と化した自然現象については制御できません。
●五行術式の傾向と要素

【木行】

植物を使った多彩な攻撃を行う術式。さらに状態回復や状態異常付与等も得意とする。
使用する要素は草、葉、木、花、香り等。
※天行は使用できません。

【火行】

攻撃色が強い術式。安定した単純攻撃力は五行の中でも1,2を争う。体温調整による能力強化なども。
使用する要素は火、炎、熱等。
※水行は使用できません。

【水行】

回復のエキスパート。鋭い氷による攻撃や温度操作による状態異常付与など戦闘スタイルは多彩。
使用する要素は水、氷、蒸気等。
※土行は使用できません。

【天行】

広範囲への攻撃を得意とする術式。広い範囲へ影響を及ぼす攻撃を得意とする。
使用する要素は霧、雨、風、雷、日射光などの自然要素が主。
※火行は使用できません。

【土行】

防御色が強い術式。守りの要。さらに精度は低いものの必殺の威力を持った攻撃が可能。
使用する要素は土、岩、引力、金属等
※木行は使用できません。

〓重要なポイント〓
・強化スキルの一部、各属性専用スキルについてはその属性のみが取得可能です。
・相対する属性の術式は使用する事が出来ません。
・自属性以外の術式の使用は術者への負担が大きく、使用時の消費が通常の1.5倍となります。

※取得可能術式と消費値補正(消費倍率)早見表
木⇒木1 火1.5 土1.5 天× 水1.5
火⇒火1 土1.5 天1.5 水× 木1.5
土⇒土1 天1.5 水1.5 木× 火1.5
天⇒天1 水1.5 木1.5 火× 土1.5
水⇒水1 木1.5 火1.5 土× 天1.5


元素はその魂から力を発するみたいだから環境に左右されずに力が発揮できるみたいだよっ。例えば水の中で火の術式が使えちゃったりねっ。
■スキル(術式、体術、技能、オリジナルスキル)■
『スキル』:因子スキル、術式、体術、技能等の技の総称。
『術式』:氣力(MP)を消費する事で使用する事が出来る技。自身の五行術式に応じて使用できるスキルが異なります。
『体術』:体力(HP)と少々の氣力(MP)を消費する事で使用する事が出来る技。
キャラクターの成長やストーリー展開により取得可能な体術も増えていきます。
『技能』:主に非戦闘時等に使用する技。戦闘時も使用できますが制約がある場合もあります。基本的に戦闘行為と併用できない旨が説明に書いてあるものや、『対象が抵抗する』ものは戦闘中に使うのは難しいです。送心やエネミースキャンなどはそのまま使えます。守護使役の持つスキルや因子起因の非戦スキルもこれに含まれる。主に依頼などを優位に進めるために使用。
『オリジナルスキル』:覚醒時にPCのみが使用できるオリジナルの技。また術式変更(スキルリセット)してもこの技は影響をうけません。


スキルの取得はレベルアップ時に取得するスキルポイントで自由に行う事が出来ます。
また取得したスキルは装備品と同じようにセットする事で使用可能になります。
セットできるスキル数には一定の制約がありますが、戦闘用因子技は常にセット状態、技能に関しては制限はありません。
※セット可能枠数……因子1、Aスキル3、Pスキル4、技能2(AスキルはPスキル枠を使用することで最大7まで可)
※Aスキル:任意発動スキル Pスキル:常時発動スキル

→スキル効果についてはこちらをご覧下さい。
スキルが???になっている時は何か条件があるってことだよ。解明することも楽しみの一つとしてもらえると嬉しいなっ。お友達同士で情報を共有したりするのは自由だよっ。
■神具(しんぐ)■
覚者の装備する武器や防具、装飾品等のアイテムの総称。
特別な製法で作られており、一般的なのものに比べ
強度、威力などが上昇している。
普段は守護使役の力により異空間に格納されており、戦闘時などに具現化される。
それにより戦闘時などは因子要素の追加描写と共に装備している武器防具に合わせた衣装チェンジが可能。
研究が進む事で様々な方法で強化する事が可能になります。

■命数(めいすう)■
キャラクターの生命力を数値化したもの。
100が最大値であり、依頼の結果、イラスト発注などで増減します。
基本的にプレイヤー情報ですがキャラクターも漠然と意識しています。
■魂(こん)■
覚者が絶体絶命時など生涯に3度だけ起こすことが出来る奇跡の力。
魂の力は任意のタイミングで自らの魂を犠牲(サクリファイス)する事で3回まで使用する事が可能。
基本的に増やす術は無く、また1度使用するたびに一定の命数を失い、3度目を使用した際は命数に関係なく確実な「終わり」が訪れます。まさに自らの生命を削って起こす奇跡の力です。

●エネミーデータ●

■隔者(リジェクター)
敵覚者。呼び名はリジェクター。力を所持しているがプレイヤーの組織とは考え方が違うため敵対している。
力に目覚めた者達が全て、力を良い方向に使うとは限りません。
力を私利私欲に使い人々に仇なす者や「F.i.V.E.」に対して敵対行動を取る組織などに所属する覚者の事を<隔たりのある者>『隔者(リジェクター)』と呼びます。
基本的には覚者(トゥルーサー)と同程度の能力を持っていますが、強力な力を持つ者もいます。

・隔者組織
『七星剣(しちせいけん)』
『無道』の通り名で知られている『八神 勇雄(やがみ・いさお)』率いる五行の力を悪用する隔者組織。
目的は力による支配とそれにより生まれる富であり、その性質上F.i.V.E.と敵対する事の多い集団です。
隔者組織としては日本中に名も知れ渡るほどの圧倒的な勢力を誇りますが、構成員の数も多いためしばしば末端では組織内でのトラブルも発生しています。
厄介だったAAAの疲弊により、彼らの活動は近年活発化の一途を辿っています。
この組織の最終的な目的は『圧倒的な暴力による日本支配』です。

■妖(アヤカシ)
日本で起こった不思議な現象は覚者を生み出すだけでなく様々なものにも影響を及ぼしました。
動物や無機物、自然現象などに命が宿り新たな生命体「妖(あやかし)」として姿を現すようになります。
基本的に思考能力は低く、好戦的な個体が多いのが特徴です。
F.i.V.E.では多様化する妖を系統とランクで識別しています。

■妖:生物系

突然変異で尋常では無い力を持った動植物。もしくはその死体等。
比較的素早いものが多い。
集団で行動する場合が多いが極希に強い個体が単独で行動する場合も。

■妖:物質系

物体に念や力が宿り意思を持ったもの。
元の物体よりも巨大化攻撃的な見た目であることが多い。
動きは遅めのものが多いが術式は効きづらく耐久力に優れている。討伐する事で依り代となった物体へ戻る事もある。

■妖:心霊系

半実体化した思念や怨霊のようなものの総称。
物理攻撃の効果はあまり期待できない。
単体で強力な力を持ったものが多いが、
その中でも『悪霊』と呼ばれる類は群を抜いて強い。

■妖:自然系

雷、霧、竜巻、水の集まりなどの自然現象の一部が意思を持ったもの。
物理攻撃は効果が薄い。周囲の天候などにも影響を及ぼしていることがある。
ランク1~4
数字が大きいほど戦闘能力が高く、知能も優れます。

FiVEメンバーの報告により生物系妖は妖化を解く事で元の生物に戻せる可能性がある事が判明しました。
ただし元に戻る事が確認されたのはランクが低く生きたまま妖化した生物系のみ。
※妖への対処に新たな道は発見されたものの、本来の目的を見失ったり仲間を危険な目にあわせないよう注意が必要です。

・妖組織
『九頭竜(くずりゅう)』
妖の組織です。我が強く基本的に同種族以外とは徒党を組まない妖ですが再三のAAAの武力行使に対抗するため、ランクの高い妖を中心に組織されました。
彼らは人間を襲い、食らいます。『神隠し』と呼ばれる拉致も行い、明確な人類にとっての敵です。
この組織の目的は『人間を支配する事』です。


生物や物体、霊体や自然現象が妖になる事を「妖化」っていうよ。
一般的に生物が妖化してしまった場合、元に戻すには絶命しかないと考えられてきたけど ランクの低い生物系に関しては情況次第で元の生物に戻せる事が判明したんだっ。
生きた人間は発現している、いないに関わらず内包している源素の力により 妖化する事は無いんだよっ。
※死体の場合は源素の力を消失しているため除く。
■大妖(ダイヨウ)
多くの妖を従え、束ねる存在であり、強大な力の持った妖を大妖と呼びます。
その力はすさまじく個々の覚者の力程度では現時点では太刀打ちできません。ひとたび動き出すと多大な被害を生み出す存在ですが第二次妖討伐抗争にて『大妖』がひとり《『紅蜘蛛』継美》が倒された後は沈黙を守っている状態です。

・現時点で存在が確認されている大妖
『新月の咆哮』ヨルナキ
『紅蜘蛛』継美(第二次妖討伐抗争にて死亡)
『黄泉路行列車』ケモノ四〇六号
『後ろに立つ少女』辻森 綾香
『斬鉄』大河原 鉄平

彼ら(と呼ぶには個体数は少ないですが)の目的は不明です。
少なくとも《『紅蜘蛛』継美》は変身能力や魅了能力を駆使して『人間を喰らい尽くす』事が目的でした。

■古妖(コヨウ)
日本に古くからいい伝わる神秘の存在。プレイヤー世界でいうところのいわゆる妖怪です。
個体毎に別々の思考を持ち妖に比べ友好的な個体も多いため意思疎通を取る事も可能です。
覚者にとっては情況次第で情報提供をしてもらえたり頼もしいパートナーにもなりえます。

■破綻者(バンク)
自らの力に飲まれ、暴れる修羅となった覚者の成れの果てです。
現在は過去の対応事例を元に4つの深度(カテゴリ)に分けられています。
深度3までは適切な処置を行った結果正気に戻した実例が存在します。

深度(カテゴリ)1
自身の力を理解できず錯乱、畏怖している状態。

深度(カテゴリ)2
力の制御が出来ず力に飲み込まれつつあり自我を失いかけている状態。

深度(カテゴリ)3
完全に力に飲み込まれ既に自我を失った状態。

深度(カテゴリ)4
存在そのものが力そのものとなり、すでに人間としての存在は失われている。元に戻った例は確認できない。
■憤怒者(アウトレイジ)
力持つものと持たざるもの。それが産む軋轢はどこの世界にも必ず存在します。憤怒者は覚者に対して何らかの遺恨を持つ一般の人々です。
特殊な能力はありませんが武装しており、覚者(主に隔者)に対して非常に好戦的です。
個々としての覚者との能力差を組織的な行動と武装によりカバーし、覚者への対抗勢力と成りました。

・憤怒者組織
『XI(イレブン)』
由来はウェイト版タロットにおける『正義』。あるいはマルセイユ版タロットにおける『力』から。
『力』を得ていない人たちの組織です。単純な妬みや恐れ程度の人もいれば、覚者に家族を殺された人が復讐のために組織に入るなど、覚者に対する嫌悪程度は様々です。個々の能力を補う緻密な組織力がこの集団にはあります。
この組織の当初の目的は『悪しき覚者(隔者)の根絶』でしたが『全覚者の根絶』に変わりつつあります。

■一般的な強さの比較
覚者は基本的に一般人より肉体的にも精神的にも強化されています。
ですが無敵ではなく寿命もあります。攻撃されれば痛みを感じ、死ぬ事もあります。

強さ的には、
(弱い) 一般人(非覚者)<憤怒者<覚者=隔者<破綻者<妖<大妖<??? (強い)

※あくまで一般的な区分です。一般人並の強さしか持たない妖もいれば、幾十年鍛え抜いて妖並の戦闘能力を持つ一般人もいます(前者は兎も角、後者は稀です。)。